遊び方

『ティル・ナ・ノーグ(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

くり坊

『ティル・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ティル・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)とは?

ティル・ナ・ノーグは、ケルト神話の異世界を旅するカード配置型の戦略ゲームです。

ボードゲームの基本情報
タイトル ティル・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)
特徴 In the Irish myth cycles, the land of Tír na nÓg is the realm of the Otherworld, the place where the Fairies lived and heroes visited on quests. It was a place just outside the realm of man, off to the west, where there was no illness or death or time, but only happiness and beauty. The golden path to Tír na nÓg is open once more, and the greatest Celtic storytellers have gathered for a once-in-a-lifetime journey. When they return, they'll bring with them tales of the creatures they met and the adventures they lived. Over time those stories will become a saga — and the most epic saga will live on forever. Journey to the Otherworld in Tír na nÓg by placing storytellers between story cards in the shared grid. When all storytellers have been placed, in reverse player order draft cards and add them to your hand. From your hand, you'll then add cards to your personal tableau: one card to hand, one card played. At the end of five rounds, score each row according to the rules on its corresponding goal card, and earn points for having the most connected story cards of each color. The highest score wins.
プレイ人数 1 - 5 人
プレイ時間 32 分
ゲームデザイナー Isaac Shalev, Jason Slingerland
複雑さ 2
戦略 3
1
やり取り 2

※画像・基本情報は ボードゲームアリーナ公式HP より

プレイヤーたちは偉大なケルトの語り部(ストーリーテラー)となり、永遠の若さの国ティル・ナ・ノーグへの旅を競います。

ストーリーテラーのコマを使って異世界に並ぶ物語カードを選び取り、自分の叙事詩(3行×5列のカードグリッド)を完成させます。各行には「ギアス」と呼ばれるカードにより配置ルールや得点が決められており、その中で得点が高くなるように配置するのが重要になります。

こんな方におすすめ!
  • ケルト神話やファンタジー世界観のボードゲームが好きな方
  • カードの組み合わせや配置を工夫して得点を競うパズル系ゲームが好きな方
  • 30〜45分でサクッと楽しめる中量級ゲームを探している方
はり坊
はり坊

ストーリーテラーを使って相手が欲しいカードを妨害しつつ、自分の叙事詩を組み上げるゲームです。

得点カードの組み合わせでゲームごとに表情が変わるリプレイ性の高さも魅力で、ケルト神話ファンはもちろん、美しいアートワークに引かれる方も、ぜひ遊んでみてください!

ティル・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)の遊び方

ゲームの目的

このゲームの目的は、5ラウンドかけて物語カードを集め、叙事詩(3行×5列のカードグリッド)を完成させて最も多くの得点を獲得することです。

得点は2つの方法で獲得します。

  • 各行に割り当てられた得点カードの条件を満たすこと
  • 同色のカードが横・縦に隣接して形成される「地域」の大きくすること

どのカードをどの行に、どの順番で配置するかを考えながら、他プレイヤーのストーリーテラーの動きも読む戦略的なゲームです。

ゲームの準備

内容物

物語カード:96枚
ギアスカード:60枚(各色12枚×5色)
ストーリーテラー(コマ):15個(各色3個×5プレイヤーカラー)
バロールカード(ソロモード用):1枚
ティール・ナ・ノーグの地域カード:1枚
色変更トークン:24個
数字変更トークン:23個
1stプレイヤートークン:1個
得点用パッド:1冊

準備

ストーリーテラーの配布
各プレイヤーは好きな色を1色選び、その色のストーリーテラー3個を受け取ります。
ティール・ナ・ノーグの地域カードの設置
プレイ人数に応じた面を表にして全員が見える場所に置きます。
このカードはゲーム終了時の地域得点の基準として使います。
ギアスカードの選択・配布
「上段」「中段」「下段」用に1枚ずつギアスカードを選びます。
(初プレイは「1st」マーク付きを推奨)
全プレイヤーが同じ3枚のギアスカードを使います
各プレイヤーは自分の色のカードを受け取り、カードに示された行順に従って個人プレイエリアの左側に並べます。
物語カードの配布
物語カードをシャッフルし、各プレイヤーに5枚ずつ手札として配ります。
異世界の作成
残りのカードをプレイヤー数に応じて表向きで並べます。
残った山札は裏向きにして脇に置き、捨て札置き場を確保します。
スタートプレイヤーの決定
ランダムでスタートプレイヤーを決定し、1stプレイヤートークンを渡します。
最初の画面は以下のようになります。

ゲームの補足

物語カードについて

物語カードには4色(黄・青・緑・赤)があり、それぞれ数値(0〜8)が記載されています。

効果付きのカードには効果テキストが記載されており、叙事詩に配置した後に効果が適用されます。

カードの数字に+があるカードはカードの数字が変化する可能性があることを示しています。

ギアスカード

各プレイヤーには上段・中段・下段の3行で叙事詩を持っており、ギアスカードはそれぞれの行の「得点ルール」と「配置ルール(ある場合)」が記載されています。

全プレイヤーが同じ3枚(上段・中段・下段)のギアスカードが使用されます。

異世界について

異世界は物語カードをプレイ人数に応じた枚数を以下のように配置することで作成されます。

プレイ人数2人3人4人5人
使用カード数とサイズ8枚(3×3)
※中央のカードは置きません
12枚(3×4)15枚(3×5)18枚(3×6)

ゲームの流れ

ゲームは全5ラウンドで進行します。各ラウンドは以下の3フェーズで構成されます。

旅立ちフェーズストーリーテラーを異世界に配置する
叙事詩フェーズカードを選んで叙事詩に加える
帰還フェーズ次ラウンドの準備をする

1. 旅立ちフェーズ

スタートプレイヤーから時計回りに、各プレイヤーはストーリーテラーを1個ずつ配置していきます。これを3巡し、全員の3個のストーリーテラーを配置します。

ストーリーテラーの配置ルール
カード2枚の間に配置
ストーリーテラーは、異世界の隣り合う2枚のカードの「間のスペース」に置きます。
配置不可のスペース
以下の場所には置けません。
・既にストーリーテラーが配置されているスペース
・カードの角のスペース
・異世界の外側(端の辺)のスペース
※2人プレイの場合は、中央のカードがないため、内側の辺にも配置できません。

2. 叙事詩フェーズ

スタートプレイヤーの右隣から反時計回りに手番を行います。

実施するアクション

自分の手番に来た場合、以下の流れを実施します。

物語カードを取る
物語カードを叙事詩に加える

❶ 物語カードを取る

場に出ている自分のストーリーテラーのいずれか1体に隣接するカードを1枚選んで手札に加えます。その後、そのストーリーテラーを自分の手元に戻します。

迷子のストーリーテラー

自分のストーリーテラーのどれにも隣接するカードがない場合は、手番をスキップして次のプレイヤーに回します(これを迷子のストーリーテラーと呼びます)。

迷子のストーリーテラーは、残っているストーリーテラーがすべて迷子になった時点で「旅クエスト」を実施します。

❷ 物語カードを叙事詩に加える

手札から1枚選び(今取ったカードでも可)、自分の叙事詩に配置します。

叙事詩は上段・中段・下段の3行で構成されており、それぞれの行の左側に対応するギアスカードが置かれています。カードは各行の左から右の順に並べていき、通常は一番右の末尾に配置されます。

末尾に配置
物語カードは各行の一番右の末尾に配置します。カードの効果により行の途中に空きが生じている場合は、その空きを先に埋める必要があります。
各行は5枚まで
各行には最大5枚しか配置できません。
すでに5枚入っている行には置けません。
(一部カード効果による例外あり)
ギアスカードの配置ルールに従う
対象の行のギアスカードに配置ルールが記載されている場合はそれに従います。

どこにも物語カードを配置できない場合は、手札から1枚を捨て札にします。

Q
ギアスカード

上段

カード得点方法(配置ルール)
オーニーとオーニー・ナ・ピーク
この行の奇数カードの合計偶数カードの合計を比べ、低い方の合計値を得点します。
オシーンの旅
この行のカードのうち、同じ数字が同じ行・同じ列に存在しないカードの数値をそれぞれ得点します。
銀腕のヌアダ
配置ルール:各カードは左隣のカード以下の数値でなければなりません。
得点:最後尾(一番右)のカードの数値×3を得点します。
リルの子供たち
配置ルールあり:各カードは左隣のカードと色または数値が一致していなければなりません。
得点:この行の最小値カードの数値×4を得点します。

中段

カード得点方法(配置ルール)
フィンと知恵の鮭
この行のカードのうち、左隣のカードより数値が低いカードの数値をそれぞれ得点します。
ノックグラフトンの伝説
この行のカードのうち、その列(縦3枚)の中で2番目に高い数値のカードの数値をそれぞれ得点します。
※最高値に並んだカードは「2番目」とはみなされません。
クー・フリンの死
この行のカードのうち、同じ列の他カードと同じ色のカードに得点が入ります。
・列の中で1枚と同色 → 3点 ・列の中で2枚と同色 → 6点
白いマス
以下の2つを合計して得点します。
・この行にある色の種類数に応じた得点(1色=1点、2色=3点、3色=6点、4色=10点)
・この行にある数値の種類数に応じた得点(1種=1点、2種=3点、3種=6点、4種=10点、5種以上=15点)

下段

カード得点方法(配置ルール)
カーヴァの神託
この行で同じ数値のカードのセットに対して得点します(セットが複数あれば合算)。
・2枚セット=5点、3枚=10点、4枚=15点、5枚=20点
ファーガス・オマラと空の悪魔
この行の連続して数値が昇順に並ぶ最長の連続列に対して得点します。
・1枚=0点、2枚=5点、3枚=10点、4枚=15点、5枚以上=20点
ボーナス:この行のすべてのカードが5以下なら追加4点
マッハの呪い
25点から、この行にある各数値を1回ずつ引いた値を得点します(重複する数値は1回のみ引く)。
マイナスになることもあります。
ゴラルスの淑女
この行のカードの合計値を他プレイヤーと比較して得点します。
・合計が最大のプレイヤー → 0点
・合計が最小のプレイヤー → カードの合計値を得点
それ以外のプレイヤー → この行の最大値カードの数値を得点
ソロモードでは使用不可

物語カードの効果について

物語カードには効果が記載されているものがあり、それぞれ発動するタイミングが異なります

プレイ時効果
叙事詩に配置したとき1回のみ発動
継続効果
叙事詩に配置後、常時適用
旅立ちフェーズ効果
旅立ちフェーズの自分の手番に発動できる
叙事詩フェーズ効果
叙事詩フェーズの自分の手番に発動できる
得点計算効果
ゲーム終了時の得点計算時に適用
旅立ち・叙事詩フェーズ効果
カードに特別な指定がない限り、フェーズ内の任意のタイミングで発動できます。複数の効果がある場合は、好きな順で実施できます。
数字・色変化の効果
数値が変化する場合は数字変更トークンを、色が変化する場合は色変更トークンをカードの上に置いて管理します。数値は0未満に下がることはありません
移動効果
移動効果はギアスカードの配置ルールや1行5枚の制限を無視して実施できます。移動後もカードに乗ったトークンはそのまま維持され、「継続」効果は移動後の新しい位置で再度適用されます。移動・交換によるカードの動きは「プレイ」とは見なしません。
旅クエスト(迷子のストーリーテラー)

残っているストーリーテラーが迷子のみになった時点で、迷子を持つプレイヤーたちが反時計回りの順で旅クエストを行います。

旅クエストでは、異世界に残っているどのカードでも任意に選んで取り、ストーリーテラーを手元に戻し、叙事詩にカードを置きます。

全員のストーリーテラーが帰還し、3枚ずつ叙事詩に置いたら叙事詩フェーズ終了です。

3. 帰還フェーズ

以下の流れで次のラウンドの準備を行い、次のラウンドを開始します。
(※5ラウンド目が終了した場合は、ゲーム終了となります)

全プレイヤーは手札から1枚捨て札にします。
手札の残り枚数が「残りラウンド数」と等しくなります。
手札が0枚の場合は5ラウンド終了のサインです。最終得点計算へ進みます。
現在の異世界のカードをすべて捨て、山札から新しい異世界を作成します。
山札が尽きた場合は捨て札をシャッフルして新しい山札にします。
1stプレイヤートークンを左隣のプレイヤーに渡し、新しいラウンドを開始します。

ゲームの終了条件

以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。

5ラウンド目が終了した場合

得点計算の前に、「得点計算時」効果を持つカードをすべて確認して処理を実施します。全員同時に実施しますが、順番が必要になる場合、スタートプレイヤーから時計回りで処理します。

その後、得点計算を実施し、最も高い合計点のプレイヤーが勝利です。
同点の場合は、最大の地域を持つプレイヤーが勝者となります。

得点計算方法

ゲーム終了時、ほとんどのプレイヤーは3行×5列=15枚の叙事詩になっています。
(カードを捨て札にした場合などで15枚未満になることもあります)

この叙事詩を確認して、得点計算を実施します。

空きスペースは得点計算に含まれません
行の途中に空きがある場合、その空きはすべてのギアスカードや地域の計算においてつながりは分断されます。

❶ ギアスカード得点

自分の各行のギアスカードに記載された得点条件に従って、各行の得点を計算します。

ギアスカードには採点条件(右側)とその例示(左側)が描かれています。
ゲーム中のカード移動・交換でゲシュカードの配置ルールを違反した状態になっていても、得点計算は行います。

❷ 地域得点

4色(黄・青・緑・赤)それぞれについて、横・縦に隣接する同色カードで形成される連続した地域の大きさをプレイヤーごとに比較し、以下の得点を獲得します。

順位得点(1~3人)得点(4~5人)
最も多くの地域を所持しているプレイヤー8点13点
2番目のプレイヤー3点8点
3番目のプレイヤー4点
2枚未満のリージョン(0〜1枚)は得点なし
同サイズで同点の場合
同点のプレイヤーそれぞれが「その順位の点数+次の順位の点数」の合計を半分(端数切り捨て)ずつ受け取ります。次の順位の点数はそのタイのプレイヤー以外には与えられません

ソロモード:バロールの眼差し

ソロプレイの場合、ケルト神話の邪眼の王「バロール」がAI対戦相手として登場し、叙事詩作りを妨害します。

ソロモードの準備

2人プレイの準備を行い、以下の変更を加えます。

バロールカードを「HIGHEST」面を表にして配置します。
バロールには物語カードを配りません
バロールは叙事詩を作らず、取ったカードを得点計算用の山を作ります。
バロールは常にスタートプレイヤーとなります。
プレイヤーは好きなカード2枚の間に1stプレイヤートークンを配置します。(途中で位置の変更はできません)

ソロモードの進行

ソロモードでは、バロールの手番は以下のように実施されます。

旅立ちフェーズ(バロールの手番)

山札の一番上のカードを捨て札にします。
そのカードに+シンボルがあれば、バロールカードを裏返します(Highest ↔ Lowest)
バロールカードが「Highest」なら、異世界で合計値が最大の隣接2枚の間にバロールのストーリーテラーを置きます。バロールカードが「Lowest」なら、合計値が最小の間に置きます。
・スペースが占有済みなら、次に高い(または低い)合計スペースに置きます
同値のスペースが複数ある場合は、1stプレイヤートークンを起点に時計回りに螺旋状に探し、最初に到達したスペースに置きます

叙事詩フェーズ(バロールの手番)

山札の一番上のカードを捨て札にします。
+シンボルがあればバロールカードを裏返します
バロールカードに従い、自分のストーリーテラーに隣接するカードのうち最も高い(または低い)数値のカードを取り、得点計算用の山に加えます。
同値のカードが複数ある場合は、1stプレイヤートークンに最も近い(時計回り)カードを取ります。
・2体のストーリーテラーが同一のカードに隣接している場合、1stプレイヤートークンに近い方のストーリーテラーを使います。
・迷子ストーリーテラーの処理も同じルールで行います(残りカードから最高/最低を選択)

帰還フェーズ

新しい異世界を配置する際に、バロールカードを裏返します

ソロモードの得点計算

プレイヤー、バロールは以下のように得点計算を行います。

プレイヤー側
通常通りギアスカードと地域点で得点計算を行います。
バロール側
各ギアスカードの右下に記載された専用の点数を取得します。
また、点計算用の山に置かれた物語カードの中から難易度に応じた枚数を捨て札にした後、色ごとに並べて地域点を確認します。

捨てる枚数は難易度により、以下のように変わります。

難易度イージーノーマルハードインポッシブル
捨てる枚数3枚2枚1枚0枚

捨てるカードはバロールが不利にならないように選択して捨て札にします。
地域点は通常の2人プレイと同様にカードの色で判定して、得点計算を行います。

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