『ハンガリアン・タロック(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
『ハンガリアン・タロック(Hungarian Tarokk)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ハンガリアン・タロック(Hungarian Tarokk)とは?
ハンガリアン・タロックは、4人でプレイするトリックテイキング系カードゲームです。
| タイトル | ハンガリアン・タロック(Hungarian Tarokk) |
|---|---|
| 特徴 | この伝統的なトリックテイクゲームは、19世紀後半に人気を博したオーストリアのズワンツィガールフェンのヴァリアント(派生)として始まりました。 1940年代までハンガリー全土で非常に広くプレイされ、さらなるバリエーションも生まれました。ジェントリ(地主)と関係するゲームだったため、ソビエトによりハンガリーが支配されるようになると、このゲームを遊ぶべきではないとされ、ほとんど姿を消しました。 1990年以降、人気は徐々に高まっています。 このゲームは、2人の2つのパートナーシップを形成する4人のプレーヤーによってプレイされます。ビッドとボーナスの高度なシステムは、ゲームにブリッジに匹敵する戦略的な複雑さを与えます。ただし、ブリッジとは異なり、パートナーシップは手札によって異なり、高額入札者がコールしたカードによって決まります。そのため、結果によりランダムな短期変動性を与えます。しかし、長期的には、より熟練したプレーヤーが常に勝つことになるのです! 様々なルールのうち、この実装は Lóránt Kégl によって提案されたルールの標準セットに従います。 |
| プレイ人数 | 4 - 6 人 |
| プレイ時間 | 22 分 |
| ゲームデザイナー | |
| 複雑さ | 4 |
| 戦略 | 4 |
| 運 | 3 |
| やり取り | 2 |
※画像・基本情報は ボードゲームアリーナ公式HP より
ハンガリアン・タロックは、19世紀にオーストリアの「ツヴァンツィガーループ」から発展し、ハンガリーの上流階級に愛されてきた伝統的なカードゲームで、42枚の特殊なタロットパックを使い、競りで宣言した「宣言者(デレクアラー)」がXX(20番)のカードを呼んでパートナーを指名し、2対2のチームで戦います。
得点を多く取るだけでなく、パガットウルティモ(最後のトリックをI番で勝つ)やXXIの撃墜など多彩なボーナスなどがあり、奥深い戦略性が魅力のゲームです。

ハンガリアン・タロックは、独特のビッドシステムとボーナス宣言のあるトリックテイキングゲームです。
パートナーは毎回変わり、誰が誰の味方なのかを推理しながら進む展開は、他のゲームにはない緊張感があるので、ぜひ遊んでみてください!
ハンガリアン・タロック(Hungarian Tarokk)の遊び方
このゲームの目的は、ビッドで宣言したチームが相手チームよりも多いカード点を取りつつ、ボーナス条件を達成して得点を稼ぐことです。
各ディールでは、ビッドにより宣言者(デレクアラー)を決定し、デレクアラーチームとディフェンダーチームに分かれて、トリックテイキングを行って得点やボーナスを競います。
複数のディールを繰り返し、最も得点が高かったプレイヤーが勝利となります。
内容物
| ・ | タロックカード:42枚 |
| ・タロック(切り札):22枚(I~XXI+スキーズ) ・平スート(ハート・ダイヤ・クラブ・スペード):各5枚、計20枚 | |
| ・ | 市長の帽子:1個 |
準備
| ❶ | 席の配置 パックから切り札1枚+各スート1枚(5人の場合)または 切り札1枚+スート3枚(4人の場合)を取り出し、テーブルの各席に表向きで置く。 同じセットを各プレイヤーに裏向きで配り、自分のカードに対応するスートの席に着く。 |
| ❷ | 最初の手番 切り札を受け取ったプレイヤーが最初にビッドし、最初のトリックをリードするプレイヤーになります。 そのプレイヤーの左隣が最初のディーラーとなる。 |
| ❸ | カードを配る ディーラーはカードをシャッフルし、各アクティブプレイヤーに9枚ずつ配り、残りの6枚をタロンとして裏向きに置く。 |
| ❹ | ゲームの方向 すべての手番・トリックは反時計回りに進む。 |

このゲームは複数のディールで構成されており、各ディールは以下の流れで実施されます。
(※プレイ人数分ディールが繰り返されると、1ラウンド終了となります)
| ❶ | ビッド(競り) | 誰がデレクアラー(宣言者)になるか決める |
| ❷ | タロンの分配と捨て牌 | タロンのカードを交換する |
| ❸ | パートナー指名とアナウンス | チームを決め、ボーナス宣言を行う |
| ❹ | プレイ(トリック) | トリックテイキングを行う |
| ❺ | 得点計算・精算 | 得点を計算し、得点の清算を行う |
1. ビッド(競り)

スタートプレイヤーから順番に『スリー』『ツー』『ワン』『ソロ』のいずれかの宣言を行い、タロンを取る枚数を示します。
ビッドの強さ
ビッドは4種類あり、それぞれのビッドの強さは以下のようになっています。
[低] スリー < ツー < ワン < ソロ [高]
ビッドのルール
| ・ | ビッドには「オナー」を持っていることが原則として必要。 オナーカードとはスキーズ、XXI、XX、パガット(I)のいずれか。 |
| ・ | 反時計回りに順番に「パス」または現在の最高ビッドより高いビッドを宣言。 |
| ・ | すでに宣言されたビッドに「ホールド」を言えば同等のビッドで競ることができる。 (ビッドした後のプレイヤーはさらに高いビッドで応じるか、パスするかを選ぶ) |
| ・ | 最初の3人全員がパスした場合に限り、4番目のプレイヤーはオナーカードなしで「スリー」をビッドできます。ただしタロンからオナーカードを引けなければ自動的に負けとなり、他の全プレイヤーに1点ずつ支払います。 |
2. タロンの分配と捨て牌

各プレイヤーは、タロン(準備時に伏せていた6枚のカード)を手番順に応じて受け取ります。
受け取ったカードを手札に加え、同じ枚数を裏向きで捨てて手札を9枚に戻します。
(※捨て札はスカートと呼びます)
タロンを受け取る
各プレイヤーは事前に伏せられている6枚のカードを以下の内訳で受け取ります。
| ビッド | デレクアラー | 2番目 | 3番目 | 4番目 |
|---|---|---|---|---|
| スリー | 3枚 | 1枚 | 1枚 | 1枚 |
| ツー | 2枚 | 2枚 | 1枚 | 1枚 |
| ワン | 1枚 | 2枚 | 2枚 | 1枚 |
| ソロ | 0枚 | 2枚 | 2枚 | 2枚 |
捨て札のルール
| ・ | タロック(切り札)は捨てることができない (ただし、捨てざるを得ない時は捨て札にします) |
| ・ | スキーズ・XXI・パガットは必ず手に持ち続けなければならない |
| ・ | キングは捨てることができない |
| ・ | デレクアラーの捨て札は最終的に自チームの得点として計算される |
| ・ | 他のプレイヤーの捨て牌は、タロックを含む場合は表向きで公開し、 デレクアラーに見せなければいけません。 |
アニュリング(手の無効化)
デレクアラー以外のプレイヤーが、タロックが合計5枚以上捨てられた場合、そのハンドは無効となり、ノーコンテスト(引き分け)として次のハンドに進みます。
3. パートナー指名とボーナスの宣言
デレクアラーはパートナーの宣言をした後、プレイヤーから反時計回りでボーナスの宣言を行います。
パートナーを指名する

デレクアラーのプレイヤーは以下のルールでタロックカードを1枚宣言します。
そのタロックを持っているプレイヤーはデレクアラーのパートナーとなります。
デレクアラーは『XX』を持っている場合
デレクアラー自身が『XX』を持っている場合は、所持していないタロックの中で最も高いタロックを宣言します。
また、『XX』を持っていても『XX』と宣言できます。
その場合は、チームはソロで挑むことになります。(1対3の構図)
『XX』が捨て札になっている場合
他のプレイヤーが『XX』を捨て札にしている場合は、最も高い残りのタロックを宣言します。
上記以外の場合
通常はXXを呼びますが、以下の状況では別のカードを呼べます。
達成するボーナスを宣言する

宣言者(デレクアラー)がパートナーを指名した後、反時計回りに全員が順番に達成するボーナスを宣言していきます。
宣言しなくても得点を得られますが、事前に宣言しておくことで、獲得できる点が2倍になりますが、失敗したらその得点が相手に入ります。
宣言したいボーナスがなければ「パス」と言って次へ。全員がパスするまでラウンドが続きます。
| ボーナス名 | 点数 |
|---|---|
| トルル スキーズ・XXI・パガット(3つのオナー)をすべて自チームが取る | 2点 |
| フォーキング 4枚のキングをすべて自チームが取る | 2点 |
| ハイゲーム 自チームがカードポイントの3/4以上(71点以上)を取る(相手を23点以下に抑える) | 8点 |
| ウルティモー 9番目(最後)のトリックをパガット(最弱の切り札)で勝つ ※バガットは最後まで置いておく必要があります。 | 10点 |
| タロック21の捕獲 相手チームのXXI(タロック21)を、自チームのスキーズで同じトリック内に取る | 42点 |
| ダブルゲーム デレクアラーは、トルルを宣言済みの場合に宣言可。 71点以上の得点を取る | 基本点4倍 |
| ボラート ダブルゲームが宣言されている場合に宣言可。 全トリックを獲得する。 | 基本点6倍 |
4. プレイ(トリック)

手札が全て無くなるまで、以下の方法でトリックテイキングを実施します。
トリックテイキングの流れ
| ❶ | リードカードを出す リードプレイヤーは手札から好きなカードを出します。 (このカードをリードカードと呼びます) |
| ❷ | 他のプレイヤーも順番にカードを出す 他のプレイヤーもリードカードを同じスートのカードを1枚ずつ出します。 |
| ・リードがタロックの場合はタロックのカードを出します。 ・同じスートのカードが無い場合は、タロックのカードで出します。 ・同じスート、タロックのカードが無い場合は、好きなカードを出します。 | |
| ❸ | 勝者を決定する リードカードのスートの中で、最も強いカードを配置したプレイヤーがトリックの勝者となり、場に出されたカードを全て獲得します。 |
| ❹ | リードプレイヤーを変更する トリックの勝者が次のリードプレイヤーとなり、次のトリックを開始します。 |
勝者の決定方法
勝者は以下の方法で決定します。
| タロットカードが出されている場合 |
|---|
| タロットカードの中で最も強いカードを出したプレイヤーが勝利 |
| タロットカードが出されていない場合 |
| リードカードのスートの中で最も強いカードを出したプレイヤーが勝利 |
タロックカードの強さについて
タロットカードは以下の強さになっています。
| パガット | II~XX | XXI | スキーズ | ||
|---|---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | … | ![]() | ![]() | ![]() |
| 弱 | ~ | 強 | |||
スートのカード強さ
各スートのカードは以下の強さになっています。
[弱] 10 < J < Q < K < A [強]
5. 得点計算・精算
9トリックがすべて終了したらハンドが終わり、得点を計算します。
❶ カードポイントの合計
各チームが取ったカードの点数を合計します(全94点)。
| カード | 得点 |
|---|---|
| キング(K) | 5点 |
| クイーン(Q) | 4点 |
| ライダー(J/騎乗者) | 3点 |
| ジャック(J/下級) | 2点 |
| 10・エース | 1点 |
| スキーズ・XXI・パガット | 5点 |
❷ ゲームの勝敗の確認
デレクアラーのチームの得点の合計を確認して、勝利チームを確認します。
- デレクアラーチームの勝利:48点以上取った場合
- ディフェンダーチームの勝利:47点以下しか取れなかった場合
❸ ゲームの点数(ビッドの基本点)
勝利したチームは、最初のビッドの宣言に応じて基本点を獲得します。
| ビッド | スリー | ツー | ワン | ソロ |
|---|---|---|---|---|
| 得点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 |
❹ ボーナスの精算
各チームは、各ボーナスで成功・失敗しているボーナスを確認します。
事前に宣言している場合はそのままの点数、宣言せずに達成している場合は1/2の点数で獲得します。
事前に宣言していて、達成できていない場合は失敗となり、相手チームに得点が加算されます。
❺ 精算
両チームが得点の確認ができれば、以下の方法で得点が生産されます。
- 2対2のチームの場合
負けたチームの各プレイヤーが、勝ったチームの各プレイヤーに差額を支払う。 - 1対3の場合(デレクアラーが自分のXXまたは捨て札のタロックを呼んだ場合)
デレクアラーが勝てば他の3人全員から受け取り、負ければ3人全員に支払う(価値が3倍になる)。
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
規定のラウンド数が終了した場合
(※プレイ人数分、ディールが実施されれば1ラウンドになります)
合計点数が最も高いプレイヤーが勝利となります。






