『あやつり人形デュエル(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
『あやつり人形デュエル(Citadels Duel)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
あやつり人形デュエル(Citadels Duel)とは?
あやつり人形デュエルは、2人で街の区画を奪い合い、最も価値の高い都市を築き上げることを目指すタイル配置&ドラフトゲームです。
タイトル
あやつり人形デュエル(Citadels Duel)
プレイ人数
2 人
プレイ時間
22 分
ゲームデザイナー
Bruno Faidutti, Guillaume Montiage, Manuel Rozoy
複雑さ
2
戦略
4
運
2
やり取り
3
※画像・基本情報は ボードゲームアリーナ公式HP より
名作『あやつり人形(Citadels)』を、2人専用の駆け引きゲームに再構築した作品です。プレイヤーは対立する都市計画者となり、軍事・宗教・商業・貴族の4色の区画タイルを4×4の範囲内に建設していきます。
毎ラウンド、暗殺者や国王、将軍といった9人のキャラクターをドラフトし、その能力で金貨を稼いだり、議席を獲得したり、時には相手の区画そのものを奪い取ったりします。自分が選ばなかったキャラクターは相手の手に渡るため、「相手は次に何を使ってくるか」を読み合う心理戦を楽しめます。

キャラクターの取り合いが本当に悩ましい1作です。自分が使いたいカードは、そのまま相手に渡したくないカードでもあるため、2枚選ぶだけの手順に毎回頭を抱えます。
区画は4×4の16マスしか置けないので、終盤は1タイルの置き場所がそのまま勝敗に直結します。将軍や外交官で相手の区画を裏返して奪う瞬間は爽快です。
原作を知らない方でも入りやすい1作です。ぜひ遊んでみてください!
あやつり人形デュエル(Citadels Duel)の遊び方
このゲームの目的は、最も価値の高い区画を支配し、最も多くの得点を獲得することです。
プレイヤーは毎ラウンド、9枚のキャラクターカードから手札をドラフトし、番号順に公開して能力を発動します。キャラクターの能力で金貨を集め、議席を獲得し、区画タイルを建設していきます。区画は都市の中央から広がる4×4の範囲内にしか置けず、置ける場所は全部で16マスしかありません。
自分が建設した区画は自分の支配している区画として、自分の色を上にして置きますが、外交官や将軍の能力によって相手に裏返され、支配権を奪われることがあります。
都市の4×4のマスが全て埋まった瞬間にゲームは即座に終了し、支配している区画のコスト合計・区画上の金貨・議席数から得点を計算して勝者を決めます。
内容物
| ・ | 基本区画タイル:16枚 |
| ・軍事(赤):4枚 ・宗教(青):4枚 ・商業(緑):4枚 ・貴族(オレンジ):4枚 | |
| ・ | 特殊区画タイル:10枚(すべて特殊色) |
| ・ | 開始区画タイル:4枚(軍事・宗教・商業・貴族:各1枚) |
| ・ | キャラクターカード:9枚 |
| ・ | 金貨:25枚 |
| ・ | 議席トークン:9個 |
| ・ | 議会ボード:1枚 |
| ・ | 国王の衛兵ミニチュア:1個 |
| ・ | 特殊区画スタンド:2個 |
| ・ | プレイヤー用サマリーカード:2枚 |
| ・ | 収納袋:2袋(基本区画用・特殊区画用) |
準備
| ❶ | プレイヤー色の決定 各プレイヤーはサマリーカードと特殊区画スタンドを1つずつ受け取ります。 スタンドの色(黒か白)がそのプレイヤーの色となり、自分の前に置きます。 |
| ❷ | 開始区画の配置 4枚の開始区画タイルからランダムに2枚を選び、テーブル中央に隣り合わせて配置し、残り2枚は箱に戻します。 白プレイヤーに近い側のタイルは白面を上にし、黒プレイヤーに近い側のタイルは黒面を上にします。 (これが各プレイヤーが最初から支配している区画になります) |
| ❸ | 特殊区画タイルの選択 10枚の特殊区画タイルをすべて紫の袋に入れます。 各プレイヤーは袋からランダムに3枚引き、そのうち2枚を相手に見せないように自分の手元に置き、残り1枚を袋に戻します。 ※初回プレイでは、単純に2枚ずつ引くだけでも構いません。 ※この2枚の特殊区画タイルは自分のみが建設することができます。 |
| ❹ | 基本区画列の作成 16枚の基本区画タイルをすべてシャッフルし、4枚ずつ4つの山を作って「区画列」とします。 区画列はプレイエリアの片側に置きます。 |
| ❺ | 議会ボードの準備 区画列の反対側に議会ボードを置き、中央に国王の衛兵を配置します。 9個の議席トークンのうち8個を、黒面4個・白面4個にして国王の衛兵の周囲に配置します。 残り1個はランダムに色を決めて最後の空きスペースに置きます。 |
| ❻ | サプライの作成 すべての金貨を議会ボードの脇にまとめて置きます。 |
| ❼ | 初期金貨の配布 議会ボード上に自分の色の議席を5個持つプレイヤーは金貨2枚を、4個持つプレイヤーは金貨4枚をサプライから受け取り、手持ちの金貨とします。 |
| ❽ | キャラクターカードの配置 9枚のキャラクターカードを裏向きの山にして議会ボードの脇に置きます。 |
(ドラフトの手札が配られた後)

このゲームでは、両プレイヤー共通で使用する4×4の都市が全て埋まるまで、以下の流れを繰り返し実施します。
| ❶ | ドラフトフェイズ | キャラクターカードを配り、選んで交換し、1枚捨てる |
| ❷ | 解決フェイズ | 番号順にキャラクターを公開し、能力を発動する |
| ❸ | 拡張フェイズ | 議席の多い方が優先して金貨獲得&建設を行う |
1. ドラフトフェイズ

このフェイズでは、キャラクターカードをドラフトして、3枚の手札を決定します。
| ❶ | 4枚ずつ配る 9枚のキャラクターカードをシャッフルし、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。 余った1枚は裏向きのまま議会ボードの脇に置き、捨て札とします。 |
| ❷ | 2枚を残して2枚を渡す 各プレイヤーは配られた4枚から手元に残す2枚を選び、残りの2枚を相手に渡します。 |
| ❸ | 1枚を捨てる 手札4枚(自分が残した2枚+相手から渡された2枚)のうち、任意の1枚を裏向きで捨てます。 |
2. 解決フェイズ

手札が確定したらキャラクターカード左上の番号を、1(暗殺者)から9(女王)まで昇順に読み上げていきます。読み上げられた番号のカードを持っているプレイヤーは、そのカードを自分の前に公開し、能力を発動します。
どちらのプレイヤーも持っていない番号は、そのままスキップします。
これを9(女王)まで繰り返します。
キャラクター一覧
9人のキャラクターは、番号順に以下の通りになります。
| カード | 効果 |
|---|---|
![]() | 1. 暗殺者(The Assassin) キャラクターを1人指名します。 指名したキャラクターが相手の手札にある場合、このラウンドでそのカードは能力を使用できません。 |
![]() | 2. 盗賊(The Thief) キャラクターを1人指名します。 指名したキャラクターが相手の手札にある場合、以下のいずれかの場所から3枚の金貨を奪えます。(組み合わせ自由) ・相手の手持ちの金貨 ・区画の上(※保護されていない区画) |
![]() | 3. 国王(The King) 以下の両方の能力を実施できます。 |
| 議席を1つ獲得し、さらに支配している貴族(オレンジ)区画1つにつき議席を1つ追加で獲得します。 | |
| 国王の衛兵を任意の区画に移動させ、その上に金貨1枚を置くことができます。 ※金貨を置くには必ず衛兵を移動させる必要があります。 | |
![]() | 4. 修道院長(The Abbot) 以下の両方の能力を実施できます。 |
| 自分の金貨が相手より少ない場合、相手は金貨1枚を自分に渡さなければなりません。 | |
| 区画を1つ建設します。 支配している宗教(青)区画1つにつき、コストが1枚安くなります。 ※この方法でコストが0になることもあります。 | |
![]() | 5. 商人(The Merchant) 金貨を3枚獲得し、その後、支配している商業(緑)区画のうち最大2つに、サプライから金貨を1枚ずつ置きます。 |
![]() | 6. 建築家(The Architect) 最大2つの区画を建設します。 そのうち1つの区画のコストが1枚安くなります。 ※この方法でコストが0になることもあります。 |
![]() | 7. 外交官(The Diplomat) 以下のどちらか一方を実施します。 |
| 区画の価値と同じ数の議席を失うことで、その区画の支配権を獲得します。 (タイルを自分の色の面に裏返します) | |
| 議席を2つ獲得します。 | |
![]() | 8. 将軍(The Warlord) 以下のどちらか一方を実施します。 |
| 区画の価値分の金貨を支払って、その区画の支配権を獲得します。 (タイルを自分の色の面に裏返します) 支払う額は支配している軍事(赤)区画1つにつき1枚安くなります。 ※この方法で支配権の奪取が無料になることもあります。 | |
| 国王の衛兵を任意の区画に移動させます。 | |
![]() | 9. 女王(The Queen) 支配している区画の色1種類につき、議席を1つ獲得します。 (貴族・宗教・商業・軍事・特殊の5色) |
議席について

キャラクターの能力により、議席を獲得した場合は、議会ボード上の議席トークンを自分の色に裏返します。
既に議席トークンが全て自分の色になっている場合は、それ以上獲得できません。
区画の建設

区画を建設するときは、区画列または自分の特殊区画からタイルを1枚選び、以下のルールで場に配置します。
区画の種類
区画タイルには5つの色があり、支配している同じ色の区画が多いほど、キャラクターの能力は強力になります。
| 色 | 区画の種類 |
|---|---|
![]() | オレンジ:貴族(Noble) |
![]() | 青:宗教(Religious) |
![]() | 緑:商業(Commercial) |
![]() | 赤:軍事(Military) |
![]() | 紫:特殊(Unique) |
特殊区画

区画を建設できるタイミングであればいつでも、区画列から建てる代わりに、自分の特殊区画を建設できます。
特殊区画はすべて特殊(紫)色として扱われ、それぞれ固有の能力を持ちます。能力には建設した瞬間に発動するものと、ゲーム終了時に追加得点をもたらすものがあります。
- 特殊区画タイル一覧(全10種)
-
効果 
武器庫(Armory)
建設したとき、国王の衛兵をこの区画に移動させることができます。
議事堂(Capitol)
建設したとき、議席を2つ獲得します。
帝国金庫(Imperial Treasury)
建設したとき、この区画の上に追加で金貨2枚を置きます。
象牙の塔(Ivory Tower)
この区画は、2(盗賊)・7(外交官)・8(将軍)のカードの対象にできません。
図書館(Library)
区画を建設する際、建設ボーナスで置く金貨が1枚ではなく2枚になります。
大衆酒場(Public House)
建設したとき、金貨が3枚未満のプレイヤーはサプライから金貨2枚を獲得します。
魔法学校(School of Magic)
キャラクター能力を解決するとき、この区画は好きな色1色として扱えます。
彫像(Statue)
自分が支配するコスト4の区画に隣接して建設する場合、コストが0になります。
盗賊の巣窟(Thieves’ Den)
建設したとき、保護されていない区画1つの上にある金貨をすべて奪い、自分の手持ちに加えます。
願いの井戸(Wishing Well)
建設したとき、手持ちの金貨1枚をサプライに戻すことができます。そうした場合、もう1つ区画を建設できます。
建設ボーナス

区画を建設したとき、その区画と接している同色の区画1つにつき、サプライから金貨1枚を、建てたタイルの上に置きます。
国王の衛兵(区画の保護)について

国王の衛兵は、国王(3)と将軍(8)の能力によって、都市内の任意の区画へ移動させることができます。
国王の衛兵がいる区画と、それに接するすべての区画が「保護された区画」になります。支配者が誰であるかは関係ありません。
保護された区画は、盗賊(2)・外交官(7)・将軍(8)の対象にできません。
区画の価値について

外交官(7)や将軍(8)などで使われる区画の価値は、以下の合計で求められます。
| ・ | タイル左に描かれた金貨の数(=建設コスト) |
| ・ | その区画の上に置かれている金貨の数 |
3. 拡張フェイズ

拡張フェイズでは、議席数を比較して、それぞれ対応した処理を実施します。
| ・ | 議席の多いプレイヤーの場合 以下の両方を実施できます。 ・金貨3枚を獲得する。 ・区画を1つ建設する。 |
| ・ | 議席の少ないプレイヤーの場合 以下のいずれかを選択して実施できます。 ・金貨2枚を獲得する。 ・区画を1つ建設する。 |
その後、都市(4×4)にまだ空きマスがあれば、新しいラウンドを開始します。
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
都市の4×4がすべて埋まった場合
得点計算を行い、最も得点の高いプレイヤーが勝利となります。
同点の場合は金貨の多いプレイヤーが勝利し、それでも同点の場合は議席の多いプレイヤーが勝利します。
得点計算方法
各プレイヤーは以下の得点項目の内容で最終的な得点を計算します。
| 得点項目 | 得点 |
|---|---|
| 支配している区画 | 支配しているすべての区画のコストの合計と同じ点数 |
| 区画上の金貨 | 支配している区画の上に乗っている金貨1枚につき1点 |
| 議席 | 議席2つにつき1点 |
| 特殊区画 | 特殊区画の中には、ゲーム終了時に追加得点をもたらすものがあります。 該当するタイルの記載に従って加算します。 |















