『エロンゴ(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
『エロンゴ(Elongo)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
エロンゴ(Elongo)とは?
エロンゴは、ケニア・タンザニアのマサイ族の暮らしをテーマにした、シールド(タイル)を並べて牧草地を広げていく2〜3人用の陣取りゲームです。
タイトル
エロンゴ(Elongo)
プレイ人数
2 - 3 人
プレイ時間
40 分
ゲームデザイナー
Robert Smith
複雑さ
3
戦略
5
運
1
やり取り
3
※画像・基本情報は ボードゲームアリーナ公式HP より
プレイヤーは戦士と少年を率いて、手持ちのゼブ牛・羊・ヤギをすべて牧草地に送り込むことを目指します。シールドを並べるたびに、赤(ゼブ牛)・緑(羊)・黄(ヤギ)の土地を囲い込んで陣地を確保したり、フェンスで囲まれた安全な柵を建設したりできます。
他プレイヤーの陣地を奪ったり、進路をふさいで妨害したりする駆け引きも魅力で、運の要素はほとんどなく、純粋な配置・陣取りの戦略が問われるゲームです。

エロンゴは、シールドを2枚並べるだけのシンプルな手番なのに、土地の囲い込みと柵建設のタイミング次第で盤面が大きく動く奥深いゲームです。
土地をうまく囲んで、一度にたくさんの動物を配置できた瞬間の達成感はとても気持ちがいいので、ぜひ遊んでみてください!
エロンゴ(Elongo)の遊び方
このゲームの目的は、手持ちの動物(ゼブ牛・羊・ヤギ)をすべて完成した牧草地に配置することです。
牧草地には、戦士や少年が見張る「囲い地」と、フェンスで囲まれた「柵」の2種類があります。プレイヤーはシールドを並べて赤(ゼブ牛)・緑(羊)・黄(ヤギ)の土地を広げ、完全に囲んだ土地を作成できれば、「囲い地」として完成し、動物を配置できます。
手持ちの動物をすべて盤面に出したプレイヤーが、その時点で勝利します。全ラウンド終了時に誰も動物を出し切れていない場合は、最も多くゼブ牛を配置したプレイヤーが勝者となります。
内容物
| ・ | ナローシールド:39枚 (3区画、動物配置記号2つ) |
| ・ | ワイドシールド:63枚 |
| ・3区画タイプ:27枚 ・4区画タイプ:36枚 | |
| ・ | 戦士コマ:12個(3色×4個) |
| ・ | 少年コマ:21個(3色×7個) |
| ・ | 動物コマ(ゼブ牛・ヤギ・羊) |
| ・2人ロングゲーム:各20体 ・2人ショートゲーム:各14体 ・3人ロングゲーム:各14体 ・3人ショートゲーム:各10体 |
準備
| ❶ | シールドと駒の配布 各プレイヤーは以下を受け取ります。 |
| ・戦士:4体 ・少年:7体 ・動物コマ:各動物コマを人数に対応した数受け取る ・13枚のシールド(ワイド8枚・ナロー5枚) | |
| ❷ | 手番順の決定 ランダムで手番順を決めます。 |
| ❸ | ヘキサゴンの形成 未配布のシールドの中から3区画ワイド1枚・4区画ワイド1枚・ナロー1枚がランダムに選ばれ(1色しかない土地のシールドは除外されます)、自動的に六角形(ヘキサゴン)の形に配置されます。 |
| ❹ | 初期配置 ヘキサゴンが組まれたら、各プレイヤーは順番にこの3枚のシールド上に戦士か少年を任意で配置できます。 |
| 【2人プレイの場合】 プレイヤー2 → プレイヤー1 の順に戦士か少年を任意で配置できます。 プレイヤー2は3枚のいずれかの土地区画に戦士か少年を1体置けます。 続いてプレイヤー1は残り2枚のシールドのうち、プレイヤー2がすでに確保した土地ではない場所に戦士か少年を置けます。 | |
| 【3人プレイの場合】 プレイヤー2 → プレイヤー3 → プレイヤー1 の順に戦士か少年を任意で配置できます。 プレイヤー1は、プレイヤー2・プレイヤー3のどちらかがすでに置いた場所には配置できません。 ※このヘキサゴンの3枚の中だけで土地区画・土地が完全に囲まれている(=囲い地が完成している)場合、戦士や少年を置くと、その囲い地を構成する土地区画の数だけ動物も同時に配置されます。 |

エロンゴは全4ラウンドで進行します。
各ラウンドでは、ラウンド終了条件を満たすまで、以下の3ステップを1手番につき2回連続で行います(2回終えると次のプレイヤーの手番に移ります)。
| ❶ | コマを回収する(任意) | 確保済みの土地や動物を取り除く |
| ❷ | シールドを配置する(必須) | シールドを1枚並べる |
| ❸ | コマを配置する(任意) | 戦士・少年を置く、または柵を建設する |
1. 人物コマを回収する(任意)

自分が確保している土地や囲い地から、人物コマ(戦士・少年)を任意で取り除くことができます。
| ・ | 確保済みの土地の放棄 戦士や少年を取り除くと、その土地の確保を放棄したことになります。 放棄した土地は再び確保できません。 |
| ・ | 完成した囲い地の放棄 完成済みの囲い地から人物コマを取り除くと、そこにいた戦士・少年・動物をまとめて回収します。こちらも再確保はできません。 |
| ・ | 建設中の柵の放棄 建設中の戦士と、柵の中の動物を取り除きます。この結果、誰かの囲い地が囲い地でなくなり普通の土地に戻る場合は、その中にいた動物を元のプレイヤーに返却します(戦士・少年はそのまま残ります)。 |
2. シールドを配置する(必須)

手持ちのシールドから1枚を選び、次のルールに従って配置します。
配置ルール
| ・ | 隣接して配置 既に配置されているシールドに辺全体を接する必要があります。 |
| ・ | 柵が一致 隣接するシールドと柵(点線)の種類を一致させて配置します。 |
| ・ | 向きの制約 シールドの向きは変えられますが、柵の模様が合う向き(多くの場合2通り)でしか配置できません。 |
| ・ | 角度・スペースの制約 シールドの角度やサイズが隙間に合わない場合は配置できません (例:ワイドシールドを狭い隙間に無理に押し込むことは不可)。 |
3. 人物コマを配置する(任意)
シールドを並べたあと、プレイヤーは任意でそのシールドの上に戦士または少年を1体配置できます。
人物コマを配置手順の流れ
この駒配置は、以下の❶〜❸の流れで処理されます。
| ❶ | 戦士・少年の配置 |
| ❷ | 土地囲いの完成処理 |
| ❸ | 柵の建設 |
❶ 戦士・少年の配置

戦士または少年をシールドに配置する際、以下のルールに従って配置し、配置した土地の確保を行うことができます。
| ・ | 今回並べたシールドにのみ配置可能 駒を置けるのは、今回のシールド設置で並べたシールドの上だけです。すでに盤面にある他のシールドには置けません。 |
| ・ | 戦士は赤い土地に配置可能 戦士は赤い土地区画(ゼブ牛用)にのみ配置できます。 |
| ・ | 少年は緑または黄の土地に配置可能 少年は緑(羊用)または黄(ヤギ用)の土地区画に配置できます。 |
| ・ | 配置できるのは1体のみ 1枚のシールドに配置できる駒は1体までです。 |
| ・ | 確保済みの土地には配置不可 すでに他のプレイヤーの駒が置かれている、同じ色でつながった土地には配置できません。 |
❷ 土地囲いの完成処理

駒を置いた土地の周囲が完全に囲まれると、囲い地が完成し、確保しているプレイヤーはその色に応じた動物を配置できます。
囲い地の完成条件
| ・ | 人物コマの配置が必要 その土地に戦士または少年が配置されていて、確保されていること。 |
| ・ | 同じ色の土地で構成 囲い地はすべて同じ色の土地でできている土地が他の色の土地、建設された柵で囲われていること |
| ・ | 柵の点線は同色区画として繋がる 同じシールド上で柵の点線を挟む同色の区画は、ひとつの囲い地としてつながります(柵が建設されると分断されることがあります)。 |
| ・ | シールドの端では完成しない 囲い地はシールドの端では終わらず、異なる色の土地または柵で完全に囲まれて初めて完成します。 |
陣地・囲い地の共有ルール
| ・ | 1つの土地につき駒は1体まで 1人のプレイヤーが、ひとつながりの土地・囲い地に置ける戦士や少年は1体まで。2体以上になった場合、余分な駒は自動的に手元へ戻されます。 |
| ・ | 土地がつながると駒はリセット シールドで複数プレイヤーの土地がつながると、そこにいた戦士・少年は全員取り除かれます。シールドを並べたプレイヤーが新たに駒を置き直せば、広がった土地を確保でき、その時点で囲い地が完成していれば動物も配置できます。 |
| ・ | 単独の相手の土地なら確保を維持 つながった土地がすべてもともと同じ相手のものだった場合は、余分な駒だけ返却され、その相手が確保を維持します。 |
配置する動物
完成した土地を確保しているプレイヤーは、色に応じた動物を配置します。
| 羊(緑) | ヤギ(黄) | ゼブ牛(赤) |
|---|---|---|
❸ 柵を建設する

柵の点線が同じ種類でつながって土地を完全に囲むと、その位置に戦士コマを配置して柵を建設できます。
柵を建設の条件
| ・ | 柵で完全に囲まれている 点線のフェンスが土地を隙間なく囲んでいること。 |
| ・ | 戦士が1体必要 建設した戦士はそのラウンドが終わるまで柵に常駐し、ラウンド終了時に手元へ戻ります。戦士が0体の場合は建設できません。 |
| ・ | 建設時に動物を配置 柵内の相手の動物は相手に返却し、自分の動物を柵内のすべての土地区画に配置します。 |
| ・ | 駒配置との併用は不可 同じシールドで、土地への駒配置と柵の建設を同時に行うことはできません。どちらか一方だけを選びます。 |
柵作成の注意点
| ・ | 分断された土地の扱い 柵の建設で相手の土地や囲い地が分断され、戦士・少年が柵の外側に残った場合、その駒は縮小した土地のみを確保する扱いになります。守られなくなった動物は持ち主に返却されます。 |
| ・ | 柵内で完成する囲い地 柵の建設で新たに囲い地が完成することがあります。その場合、柵への動物配置後にその囲い地にも動物が配置されます。※柵が建設されなければ、これらの効果は発生しません。 |
| ・ | 内側と外側の動物をまとめて回収 柵の内側・外側の両方に戦士・少年と動物がまたがっている場合、柵を建設したプレイヤーはその両方の動物をすべて回収できます。 |
| ・ | 大きな柵の特例 大きな柵(10枚以上)は、内部の相手の動物・戦士・少年を回収・返却できますが、内部にあるさらに小さい柵の中身は対象外です。空いた土地区画には自分の動物を置けます。シールドが置かれていない空間も、後から置かれれば大きな柵の確保者が動物を配置できます。※相手が大きな柵を完成させた場合、その内部にシールドを置くのは避けましょう。 |
| ・ | 同時に2つ完成する場合は一方のみ 1枚のシールドで2つの柵が同時に完成可能になることもありますが、建設できるのはどちらか一方だけです。 |
以下の条件を満たした場合、ラウンド終了となります。
全プレイヤーが手持ちのシールドを12枚並べ終え、残りが1枚になった場合
(※4ラウンド目の場合、最後の1枚も最終手番で配置して終了します)
その後、以下の流れで次のラウンドの準備を行います。
| ❶ | シールドを補充する シールドを各プレイヤー13枚(ワイド8枚・ナロー5枚)に補充します。 |
| ❷ | 柵を建設していた戦士を回収する そのラウンド中に柵を建設していた戦士を、プレイヤーの手元に戻します。柵はラウンド終了時点で建設完了とみなされ、以降は戦士が常駐しなくても動物は守られ続けるため、戦士は解放されます。 |
| ❸ | 次のラウンドを開始する 同じ手番順のまま、新しいラウンドを開始します。 |
以下のいずれかの条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
| ・ | 誰かが手持ちの動物をすべて盤面(牧草地)に配置し終えた場合 |
| ・ | 全ラウンドを終え、シールドをすべて配置し終えた場合 |
動物をすべて配置したプレイヤーがいれば、その時点でそのプレイヤーの勝利です。
全ラウンドを終えても誰も動物を配置し切れていない場合は、以下の順で勝者を決定します。
| ❶ | ゼブ牛の配置数が最も多いプレイヤーが勝利 |
| ❷ | ゼブ牛が同数の場合は、ヒツジとヤギの合計数が多いプレイヤーが勝利 |
| ❸ | それも同じ場合は、勝利を分かち合います(引き分け) |

